講座詳細
数学の夕べ 結び目の位相−トポロジーへの招待4
講座趣旨
数学は新たな視点を加えながら現在も発展を続けています。特に近代以降の数学から数多くの興味深いトピックが生まれました。容易にはアクセスできず、知られていないものも多くあります。
近年は、数学についての啓発的な書物も多く出版され、三鷹ネットワーク大学で開講する小林一章先生の講座を含め、興味深いトピックがより深く取り上げられる機会も増えています。
本講座では、そのような興味深いトピックの中から一つ選んで、数学の視点や発展の様子などを紹介していきたいと思います。講座の中で、必要な予備知識も出来るだけ説明して行く予定です。
今年度のテーマ、トポロジーの第4回目は結び目を取り上げる。
様々な国の伝統文化の中でも出てくる紐の結び目(knot)は、数学的には円周と同相である単純な位相空間であるが、3次元空間内での結び目の絡み具合は奥深い性質をもち、未解決の問題も存在する。特に、与えられた2つの結び目が、3次元での交叉を許さない連続変形で互いに移り合うか否か、を判定するのは難しい。
結び目を扱う観点は、結び目に膜を上手に張って得られる曲面、3次元空間から結び目を抜いて出来る空間の基本群、結び目と組み紐(braid)との関係など、様々ある。ここでは、これらの話題の興味深い点を中心に紹介するようにしたい。
近年は、数学についての啓発的な書物も多く出版され、三鷹ネットワーク大学で開講する小林一章先生の講座を含め、興味深いトピックがより深く取り上げられる機会も増えています。
本講座では、そのような興味深いトピックの中から一つ選んで、数学の視点や発展の様子などを紹介していきたいと思います。講座の中で、必要な予備知識も出来るだけ説明して行く予定です。
今年度のテーマ、トポロジーの第4回目は結び目を取り上げる。
様々な国の伝統文化の中でも出てくる紐の結び目(knot)は、数学的には円周と同相である単純な位相空間であるが、3次元空間内での結び目の絡み具合は奥深い性質をもち、未解決の問題も存在する。特に、与えられた2つの結び目が、3次元での交叉を許さない連続変形で互いに移り合うか否か、を判定するのは難しい。
結び目を扱う観点は、結び目に膜を上手に張って得られる曲面、3次元空間から結び目を抜いて出来る空間の基本群、結び目と組み紐(braid)との関係など、様々ある。ここでは、これらの話題の興味深い点を中心に紹介するようにしたい。
講座概要
講座日程 | 2018年 8月31日 (金) |
---|---|
時間 | 19:00〜20:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 7月17日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 8月31日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 清水 勇二 国際基督教大学教授 |
講師
清水 勇二(しみず ゆうじ) | 国際基督教大学教授
東京生まれ。東京大学理学部卒業。東北大学、京都大学を経て、2000年から国際基督教大学に在職。現在、教養学部教授。専門は代数幾何学、特にホッジ理論で、リーマン面のモジュライの共形場理論への応用も研究している。 著書に、『複素構造の変形と周期』(岩波書店、上野健爾氏と共著)、『基礎と応用 ベクトル解析』(サイエンス社)、翻訳に『数え上げ幾何と弦理論』(S.カッツ著、日本評論社)がある。 |