講座詳細
「はやぶさ」から「はやぶさ2」へ
〜ウーメラ砂漠での回収、そして未来へ〜
講座趣旨
2014年12月3日に種子島宇宙センターから打ち上げられた「はやぶさ2」は、約3年半の宇宙の旅を経て、2018年6月27日、ついに目的の小惑星リュウグウに到着しました。現在は、リュウグウの地形観測や着陸準備が進められています。
10回目を迎えた「みたか太陽系ウォーク」を記念して、オーストラリアのウーメラ砂漠へ帰還した「はやぶさ」カプセルの回収プロジェクトに携わったJAXA宇宙科学研究所の並木道義さんをお招きし、「はやぶさ」から「はやぶさ2」へと続くJAXAの小惑星探査について語っていただきます。
2003年研究者達の思いを込めて「はやぶさ」は岩石質である小惑星探査のために宇宙へ旅立ち、数々の困難を乗り越え小惑星からの微粒子を持ち帰る前人未踏の偉業を成し遂げました。この「はやぶさ」の旅立ちとオーストラリアのウーメラ砂漠での回収を含めたお話、そして2014年に「はやぶさ」の時とは異なる(炭素質が含まれていると思われる)小惑星の探査へと出発した「はやぶさ2」による数々の観測目的等画像と映像を使用して解りやすく解説します。また、6月27日に“リュウグウ”に到着を果たした「はやぶさ2」の今後の予定なども説明します。
講座概要
講座日程 | 2018年10月 4日 (木) |
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時間 | 19:00〜20:30 |
定員 | 50 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 0 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 9月4日(火)午前9時30分より |
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日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 10月 4日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 並木 道義 JAXA 宇宙科学研究所 企画・広報係、宇宙教育センター 非常勤講師 特定非営利活動法人 子ども・宇宙・未来の会 会長 |
講師
並木 道義(なみき みちよし) | JAXA 宇宙科学研究所 企画・広報係、宇宙教育センター 非常勤講師
特定非営利活動法人 子ども・宇宙・未来の会 会長 1969年東京大学付属航空研究所航空力学部河村研究室に入所 1978年気球工学部門へ移籍、その後宇宙科学研究所に所属 1992年第34次日本南極観測隊夏隊員、2002年第44次日本南極観測隊夏隊員、2003年第45次日本南極観測隊夏隊員と3回の南極観測隊員として科学観測気球の飛翔を指揮した。 2001年、2002年にアフリカ・モーリタニアのサハラ砂漠において「はやぶさ」回収予備実験を行う。 2006年宇宙航空研究開発機構を定年退官後再雇用され、2010年6月オーストラリア・ウーメラ地区にて「はやぶさ」回収班の一員として回収業務の方向探査班を取りまとめ、回収位置の特定を行う。 現在、JAXA宇宙科学研究所企画・広報係、宇宙教育センター非常勤講師として在任。 (著書)「南極気球ものがたり」東京図書出版、「絵でわかる宇宙開発の技術」(株)講談社 |