講座詳細
数学はこんなに面白い!8 9月 特別編
フーリエ変換の奥深さと面白さ
講座趣旨
現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2017年度も4月から毎月1回開催をしていきます。
9月のテーマは「フーリエ変換の奥深さと面白さ」です。今回は趣向をかえて、小林一章先生と国立研究開発法人理化学研究所の高梨宇宙先生のお二人で講義を行います。
【9月の内容】
フーリエ変換とは、複雑な周期関数を正弦、余弦関数の和で表す方法で、現代のテクノロジー社会に欠くことのできない概念であり、基礎科学の問題を扱う上でも重要な手法です。こうした多岐にわたる応用の裏には、例えば完全正規直行系を成すエルミート関数系がフーリエ変換の固有関数からなる、といった数学的な奥深さが隠れています。
一方で現実の問題に適用する場合は、離散化したフーリエ変換をバタフライ演算という高速アルゴリズムで行います。今回はフーリエ変換を数学と技術の両方の視点から、いくつかの例を挙げてお話しします。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2017年度も4月から毎月1回開催をしていきます。
9月のテーマは「フーリエ変換の奥深さと面白さ」です。今回は趣向をかえて、小林一章先生と国立研究開発法人理化学研究所の高梨宇宙先生のお二人で講義を行います。
【9月の内容】
フーリエ変換とは、複雑な周期関数を正弦、余弦関数の和で表す方法で、現代のテクノロジー社会に欠くことのできない概念であり、基礎科学の問題を扱う上でも重要な手法です。こうした多岐にわたる応用の裏には、例えば完全正規直行系を成すエルミート関数系がフーリエ変換の固有関数からなる、といった数学的な奥深さが隠れています。
一方で現実の問題に適用する場合は、離散化したフーリエ変換をバタフライ演算という高速アルゴリズムで行います。今回はフーリエ変換を数学と技術の両方の視点から、いくつかの例を挙げてお話しします。
講座概要
講座日程 | 2017年 9月 7日 (木) |
---|---|
時間 | 10:00〜11:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 8月8日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 9月 7日 |
10時00分〜11時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 小林 一章 東京女子大学名誉教授 高梨 宇宙 国立研究開発法人理化学研究所研究員 |
講師
小林 一章(こばやし かずあき) | 東京女子大学名誉教授
1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団前理事長。 |
高梨 宇宙(たかなし たかおき) | 国立研究開発法人理化学研究所研究員
1975年生まれ。明星大学理工学部物理学科卒業。日本大学大学院にて物理学を専攻。博士(理学)。米レーザー機器メーカーアジア支部に勤務。日本大学芸術学部、茨城県立医療大学を経て2016年より理化学研究所イノベーション推進センター研究員。専門は理論物理、応用数学。CTスキャンの画像再構成アルゴリズムの研究、放射線治療のための3次元線量計研究、光CT装置の研究開発、その普及活動も行っている。 |