講座詳細

大人のための音読講座(ワークショップ付朗読会)三鷹ゆかりの作家・作品たち(46)
第32回太宰治賞受賞作品 夜釣十六の「楽園」より その1

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講座趣旨

◆みなさんで声に出して作品を味わいます…。

 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか?ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。

 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。

 筑摩書房と三鷹市の共同主催で行なわれている太宰治賞。今年は、1473篇の中から、「戦争記憶の継承」をテーマにした「楽園」が選ばれました。作者自身の祖父も15歳で少年兵として出征し、現在87歳。戦争体験の記憶を現代へ伝える困難さを感じる中で、作者の工夫を凝らした構成は、私たちをす〜っと作品世界へ誘ってくれます。
 講師は受賞パーティーに毎年参加しますが、もし作者に会わずに今回の作品を読んだなら、女性が書き手であることに驚いたことでしょう。その骨太な作品を、声に出して味わいましょう。

講座概要

講座日程 2016年 9月21日 (水)
時間 10:30〜12:30
定員 10 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 8月23日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
9月21日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ フリーアナウンサー・朗読家

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー、語りを「朗読日和」(2007年、彩流社)著者の長谷由子に師事。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、メイキングドキュメンタリーで原作朗読を務めた。生誕100年からは、毎年、生誕祭の6月19日に、太宰の生地、青森県五所川原市金木「太宰治疎開の家 津島家新座敷」での朗読会に出演。 音楽家との共演も多く、毎年1月には、三鷹市芸術文化センター主催のニューイヤーファミリーコンサートに出演。
 9月14日(水)は、三鷹市芸術文化センター星のホールにて、ハーピスト市瀬 薫との共演で「星の王子さまの世界」(仮)を、11月4日(金)には、語り師匠の長谷由子と「太宰と鴎外」(仮)の公演を予定している。

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