講座詳細
数学はこんなに面白い!6 9月 特別編
ルービックキューブの配置と数学
講座趣旨
現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2015年度も4月から毎月1回開催をしていきます。
【9月の内容】
ルービックキューブには、「キューブ理論」と言われる数学的側面があります。「ルービックキューブを完全に解体して、好き勝手に組み立てなおしたものは、いつでも6面完成することができるのか?」この問に対する答えが 「キューブ理論の第2基本定理」と呼ばれる性質にあります。
本講義ではこの性質を学び、その応用として6面完成可能な配置の総数を導きます。
講座概要
講座日程 | 2015年 9月 3日 (木) |
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時間 | 10:00〜11:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 |
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日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 9月 3日 |
10時00分〜11時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 小林 一章 東京女子大学名誉教授 中筋 麻貴 上智大学理工学部情報理工学科准教授 |
講師
中筋 麻貴(ナカスジ マキ) | 上智大学理工学部情報理工学科准教授
和歌山県出身。慶應義塾大学理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。慶應義塾大学理工学部COE特別研究助手、津田塾大学専任研究員、米国Stanford大学Research Scholar、北里大学一般教育部講師を経て2013年4月に上智大学理工学部准教授に着任、現在に至る。専門は整数論と表現論であり、特にゼータ関数論、スペクトル理論、保型形式、組合せ論的表現論の研究を行っている。 |
小林 一章(コバヤシ カズアキ) | 1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団前理事長。 |