講座詳細

数学はこんなに面白い!5 8月 特別編
素数の分布

B1451900

講座趣旨

 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。

 月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
 数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2014年度も4月から毎月1回開催をしていきます。

【8月の内容】
 素数の表を作成してみると,素数が偏って現れる区間と素数の現れない長い区間が存在します。自然数の中にどのくらいの割合で素数が存在するのかという素数分布問題は,基本的であるのにきわめて難しい問題です。
本講義では,この素数の分布について,リーマンのゼータ関数を用いてお話します。また、初項と公差が互いに素である等差数列に含まれる素数の分布について紹介します。

講座概要

講座日程 2014年 8月 7日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 30 人
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間

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日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
8月 7日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学

講師

中筋 麻貴(ナカスジ マキ) 上智大学理工学部情報理工学科准教授
 和歌山県出身。慶應義塾大学理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。慶應義塾大学理工学部COE特別研究助手、津田塾大学専任研究員、米国Stanford大学Research Scholar、北里大学一般教育部講師を経て2013年4月に上智大学理工学部准教授に着任、現在に至る。専門は整数論と表現論であり、特にゼータ関数論、スペクトル理論、保型形式、組合せ論的表現論の研究を行っている。
小林 一章(コバヤシ カズアキ)  1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団前理事長。

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