講座詳細

大人のための音読講座 三鷹ゆかりの作家・作品たち(145)
太宰 治「たずねびと」(その1)

※用紙で受講者登録または講座申し込みをされる場合は上記からダウンロードしてください。

講座趣旨

大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか? ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です。

【これまでに参加された受講生の声】
・先生がひとりひとりとても丁寧に講評してくださったのがありがたかったです。(40代)
・自分の音で読む楽しさや、人の読むのを聞く楽しみもわかりました。(60代)
・気持ちが徐々に解放されて、素直に声が出るようになり、自分でもびっくりです。(60代)
・声を出して読むのは楽しい。思いを込めて読むとストレス解消になります。(60代)
・音読の楽しさに感激しました。(70代)

次回の「大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)三鷹ゆかりの作家・作品たち」は、2025年7月30日(水)を予定しています。




 

講座概要

講座日程 2025年 6月25日 (水)
時間 10:30〜12:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 5月20日(火)午前9時30分〜6月24日(火)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
6月25日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ 太宰 治「たずねびと」(その1)
 太宰治の「たずねびと」を6月から8月まで3回にわけて取り上げます。身体が弱かったため徴用されなかった太宰ですが、戦争による疎開体験や徴用された若者との交流などを作品として残しています。
 この「たずねびと」は疎開中に汽車の中で出会った人々のことが書かれていて、タイトルの「たずねびと」は、蒸しパンや卵、お赤飯を包みごと分けてくれて仙台駅で降りて行ったお嬢さんのことです。物語は、彼女へ感謝の言葉を伝えたく、一か八かの方法として「東北文学」という雑誌の紙面を借りるにいたったことから始まります。
 主人公の切なる思いに共感しながら音声化していきましょう。

講師

原 きよ(はら きよ) 朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れる。文化庁の芸術家派遣事業登録アーティストとして、現在は、「かわせみ座」一員として学校巡回公演を行っている。6月1日は自主企画「響き合いプロジェクトで「カチカチ山」(太宰治作『お伽草紙』より)を取り上げジャズシンガー大江貴子と共演する。

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