講座詳細

サイエンスカフェみたか5月【オンライン講座】
植物の生き方と情報伝達

講座趣旨

くらしとバイオプラザ21企画サロン
サイエンスカフェみたか   5月 第104回


 「サイエンスカフェみたか」とは、NPO法人くらしとバイオプラザ21が企画するサイエンスカフェです。
 講義スタイルではなく、飲み物を手にしながらのカフェスタイルで、サイエンス=科学についての知識を深めてみませんか。
 普段から疑問に思っている事や自分のアイデアをゲストや参加者同士で楽しく語り合いましょう。

※オンライン会議アプリのZoomを使用した講座です。ご自宅などからご参加ください。

【お申込みリンク】
こちらからお申し込みください。Peatixからのお申し込みとなります。
https://scmitaka20250522.peatix.com

 NPO法人くらしとバイオプラザ21は、市民に対話の場を提供し、バイオテクノロジーの理解と信頼を築くことを目指し、2002年に設立されました。多様な立場の人たちの間でコミュニケーションを図り、科学技術のメリットとデメリットを伝え、中立で公益性を保って活動したいと考えています。遺伝子組換え技術やゲノム編集技術、遺伝子診断や個別化医療など難しそうな言葉が新聞やテレビに登場していますが、その背景には特定分野の専門家だけでは議論しきれない生命倫理、サイエンスコミュニケーションなどの課題もあります。私たちが、発展していくバイオテクノロジーとそれを利用した製品やサービスを、納得して選ぶために、ご一緒に考え、話し合っていきたいと思います。

(注)国際植物の日である毎年5月18日に因んで、「サイエンスカフェみたか5月」は植物をメインテーマに据えています。
 

講座概要

講座日程 2025年 5月22日 (木)
時間 19:00〜20:30
定員 20 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 オンライン(Zoom)
申し込み Peatixでのお申し込み・お支払いです。左のリンクからお申し込みください。
受付期間 4月22日(火)午前9時30分〜5月21日(水)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
5月22日
19時00分〜20時30分 オンライン(Zoom) 朽津 和幸 植物の生き方と情報伝達
  食料の源であり、美しい花や森の緑で私たちに安らぎを与えてくれる植物は、どのように生きているのでしょうか?脳を持たず、移動できない下等な生き物なのでしょうか?私たち人類が直面する環境・エネルギー・食料問題解決のためには、太陽エネルギーを活用できる植物の力を活かすことが鍵を握ります。植物は神経系や免疫系を持ちませんが、一見原始的に見えるゼニゴケのような小さな植物も含めて、電気信号を使って情報を伝達・処理し、外敵から身を守り、周囲の環境の変化に適応して体を作り変える高度な力を秘めていることが明らかになりつつあります。動物とは一味違う植物の生き方、植物が発達させた能力についてご一緒に考えてみたいと思います。

講師

朽津 和幸(くちつ かずゆき) 東京理科大学 創域理工学部 生命生物科学科 教授
 1985年東京大学理学部生物学科卒業、1990年同大学理学系研究科植物学専攻博士課程修了、理学博士。農林水産省 農業生物資源研究所 研究員・主任研究官、カリフォルニア大学を経て、東京理科大学理工学部応用生物科学科 助教授、2007年から教授。農理工学際連携コースを創設し、農・食・環境問題への応用を見据えた学際連携教育・研究を推進。文部科学省学術調査官、国土交通省自然と人を育む地域づくり推進協議会委員、野田市生物多様性のだ戦略市民会議委員、流山市環境審議会委員等を併任。植物が外部環境や外敵を感知し、適応するしくみを研究し、植物の生理と病理、植物・生物学と医学・工学、科学と社会などの橋渡しを進めている。

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