講座詳細
大人のための音読講座 三鷹ゆかりの作家・作品たち(143)
森 鴎外「金貨」(その3)
講座趣旨
大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか? ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です。
【これまでに参加された受講生の声】
・先生がひとりひとりとても丁寧に講評してくださったのがありがたかったです。(40代)
・自分の音で読む楽しさや、人の読むのを聞く楽しみもわかりました。(60代)
・気持ちが徐々に解放されて、素直に声が出るようになり、自分でもびっくりです。(60代)
・声を出して読むのは楽しい。思いを込めて読むとストレス解消になります。(60代)
・音読の楽しさに感激しました。(70代)
次回の「大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)三鷹ゆかりの作家・作品たち」は、2025年5月21日(水)を予定しています。
講座概要
講座日程 | 2025年 4月23日 (水) |
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時間 | 10:30〜12:30 |
定員 | 12 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 一 般 2,000 円 市 民 1,600 円 市民在勤・在学 1,600 円 市 民 学 生 1,200 円 会 員 1,000 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 3月18日(火)午前9時30分〜4月22日(火)午後9時 |
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日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 4月23日 |
10時30分〜12時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 原 きよ | 森 鴎外「金貨」(その3) 森外の「金貨」その3回目です。 軍人の家に「泥棒」に入った左官の八ですが、本来の目的であった「物を盗む」ということが、いつの間にか軍人たちの飲んでいる酒を飲むことにすり替わってしまいました。彼らが寝静まったのを確認すると、いよいよ八は軍人の家にあがりこみ、待ってましたとばかり酒に手をだします。麦酒はほとんど残っておらず、コニャックを飲み始めた八。すっかり身体があたたまりいい気分です。とそこへ時計の2時を打つ音。不意に、泥棒としての義務を思い出し、何か手頃なものはないかと探し始めます。 貨幣の入った金いれを見つけ腹掛に入れたのは良かったのですが…八の様子を覗き見する気分で音読を楽しみましょう。 |
講師
原 きよ(はら きよ) | 朗読家
元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れる。成蹊大学文学部非常勤講師。文化庁の芸術家派遣事業登録アーティストとして、現在は、「かわせみ座」一員として学校巡回公演を行っている。5月16日(金)太宰治文学サロンの朗読会に出演予定。6月は青森、大分で太宰治作品を朗読する。 |