講座詳細

サイエンスフロントMITAKA―最先端科学を楽しむ6月【教室・オンライン同時開催】
第20回「不思議な量子の世界―浮いている電子で作るコンピュータ」

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講座趣旨

三鷹ネットワーク大学企画講座
サイエンスフロントMITAKA~最先端科学を楽しむ
 21世紀は、科学(サイエンス)が量的にも質的にも新しい時代を迎えると言われています。遺伝子操作、ヒトの心(脳科学)や誕生と死への介入、AI(人工知能)、氾濫するネット情報など、これまで生活を豊かにしてきた科学技術が新たな段階に達し、人類と科学、そして、社会との関係を大きく変えようとしています。
 一方、ブラックホールの観測をはじめとする基礎科学的研究の発展は、我々の住む自然への理解をこれまでにないレベルで高めました。このように社会が科学技術化された時代にあって、科学的な考え方を身に着けることは、日常生活で出会う様々な出来事を的確に把握し対処することを可能にします。
 「サイエンスフロントMITAKA」では、様々な分野の第一線で活躍する科学者が最先端の研究成果をわかりやすく紹介し、みなさんと意見を交わすことで、科学の考え方に親しんでいただける時間をお届けします。

※本講座は、講師が教室で講義をし、オンラインでも配信するハイブリッドスタイルで開催します。

※申込者には、後日YouTubeにて講義部分を1ヶ月間配信します。

【オンラインのお申込みリンク】
https://science-front-mitaka0630.peatix.com



 

講座概要

講座日程 2024年 6月30日 (日)
時間 14:00~15:30
定員 40 人 (① 三鷹ネットワーク大学 40人、② オンライン 60人) ※いずれも先着制
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学・オンライン
申し込み ①三鷹ネットワーク大学で参加希望の方は、上の「>この講座を申し込む」ボタンからお申し込みください。                  ②オンライン参加希望の方は、Peatixでのお申し込み・お支払いとなります。左のリンクからお申し込みください。(初めての方はPeatixへの登録が必要です。)
受付期間 5月21日(火)午前9時30分~6月29日(土)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
6月30日
14時00分~15時30分 三鷹ネットワーク大学・オンライン 川上 恵里加 不思議な量子の世界―浮いている電子で作るコンピュータ
 量子コンピュータとは量子特有の不思議な状態(重ね合わせ状態やエンタングルメント状態)を用いて、スーパーコンピュータでも解けないような問題を解くことが出来ます。
 しかし、これらの量子状態は非常に壊れやすく、計算中に状態を維持することが大きな 課題です。
 量子コンピュータの基礎と、この問題を解決するために浮いている電子を用いる取り組 みを紹介します。

講師

川上 恵里加(かわかみ えりか) 理化学研究所 川上浮揚電子量子情報 理研白眉研究チームリーダー
 ダブルディグリープログラムにて、2009年にフランスのエコールサントラルマルセイユから工学修士相当の学位を、2011年に慶應義塾大学から工学の修士号を取得。その後、2016年オランダのデルフト工科大学で博士号を取得。2016年から沖縄科学技術大学院大学で博士研究員として、ヘリウム表面上の電子を用いた量子コンピュータの研究を開始。
 2020年9月、卓越した若手研究者が研究室を主催する理化学研究所・理研白眉制度に採択、現職。

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