講座詳細

三鷹の夜☆月いち読書会 (第33回)
〜科学と文学の間(あわい)に〜

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講座趣旨

三鷹の夜☆月いち読書会〜科学と文学の間(あわい)
 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1冊の本をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ本をあらかじめお知らせして、SFを中心に、国内外の短編・中編の文学作品を幅広く読んでいきます。ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか?
興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題図書はご自身で用意してください。
 本講座は、対話型のため、マスクの着用を推奨します。

【今後の予定】

第34回は、7月5日金曜日です。


 

講座概要

講座日程 2024年 6月 7日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 宮沢賢治「シグナルとシグナレス」 【所収】『新編 銀河鉄道の夜』〈新潮文庫他〉 「月夜のでんしんばしら」 【所収】『注文の多い料理店』〈新潮文庫他〉
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 5月7日(火)午前9時30分〜6月6日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
6月 7日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬 太郎  この読書会は、あくまで、本を楽しむ、読書を楽しむためのものです。作品を文学的に読み解くような、文学研究の会ではありません。読み方は自由。誤読を心配する必要も、感想をうまくことばにする必要もありません。そんな気軽な読書会を一緒に楽しみませんか。
【課題図書について】
 線路沿いに立つ何千本もの電信柱が行進を始める「月夜のでんしんばしら」。信号機同士の切ない関係を描く「シグナルとシグナレス」。いずれも、鉄道・線路・駅が、賢治にとって愛情の対象であり重要な想像力の源であったことが伝わってくる作品です。ユーモラスな歌の描写、電柱・信号機の擬人化など、テーマやキーワードに共通点の見える作品を比べて読むことで、あらためて賢治らしさ、賢治作品の魅力にふれてみたいと思います。
【選書ポイント】
 「科学と文学の間」をテーマにする以上、鉱物・地質学・農業・天文・電気など、科学の用語や知識を活かして独自の文学世界を展開し、まさに「科学と文学の間」で活躍した作家のパイオニアである宮沢賢治を取り上げないわけにはいきません。賢治の作品はすべてが本読書会のテーマにぴったりだといってもいいもので、作品選定が難しかったのですが、言及される機会が多く評論や研究も数多く存在する代表作『銀河鉄道の夜』ではなく、本読書会では小品2作を取り上げました。

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう) 編集者・ライター
 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とX(旧ツイッター)で本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)があります。

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