講座詳細
数学はこんなに面白い!8 6月
サーストン予想について
講座趣旨
現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。
2017年度も4月から毎月1回開催をしていきます。
6月のテーマは「サーストン予想について」です。
【6月の内容】
向き付可能な3次元閉多様体に連結和分解、JSJ分解を行った後の各連結成分に対し、W.サーストンはその幾何モデルとして、高々8つの幾何構造のうち1つが入ることを示唆しました。これがサーストン予想(1982)で、当時かなりの驚きをもって受け取られ、モンスター予想とも呼ばれました。これはポワンカレ予想をも含むもので、いかに巨大な予想であるかがわかります。
今回はこのサーストン予想及びその後の発展についてお話しすることにします。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。
2017年度も4月から毎月1回開催をしていきます。
6月のテーマは「サーストン予想について」です。
【6月の内容】
向き付可能な3次元閉多様体に連結和分解、JSJ分解を行った後の各連結成分に対し、W.サーストンはその幾何モデルとして、高々8つの幾何構造のうち1つが入ることを示唆しました。これがサーストン予想(1982)で、当時かなりの驚きをもって受け取られ、モンスター予想とも呼ばれました。これはポワンカレ予想をも含むもので、いかに巨大な予想であるかがわかります。
今回はこのサーストン予想及びその後の発展についてお話しすることにします。
講座概要
講座日程 | 2017年 6月 1日 (木) |
---|---|
時間 | 10:00〜11:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 5月9日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 6月 1日 |
10時00分〜11時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 小林 一章 東京女子大学名誉教授 |
講師
小林 一章(こばやし かずあき) | 東京女子大学名誉教授
1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団前理事長。 |