大人のための音読講座（ワークショップ付朗読会）三鷹ゆかりの作家・作品たち（４２）
古厩志津子の作品「はるさんの日記」より その１

講座趣旨

　定員に達したため、申し込みを終了いたしました。キャンセル待ちをご希望の方は事務局へお問い合わせください。

◆みなさんで声に出して作品を味わいます…。

　これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか？ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
　台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。

　講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。

　NHK厚生文化事業団が主催する銀の雫文芸賞の第18回最優秀賞受賞作品です。作者の古厩氏は三鷹市在住、三鷹駅北口で古書とお茶の店「風待文庫」を昨年２月まで開いていました。現在は、南口いづみ通りで古書と憩いのスペース『茶論de風待文庫』をオープン、『まちライブラリー』にも登録し、様々なイベントを開催しています。
作品は、自身の母親を介護し見送った経験をもとに書かれています。「母と娘の闘いは甘く切なくそして壮絶だ。この物語を読んで、母が生きたことを心にとめていただけたら、こんなうれしいことはない。」（古厩氏談）その物語を、音読で感じてください。