大人のための音読講座（ワークショップ付朗読会）三鷹ゆかりの作家たち（３１）
太宰治の作品「桜桃」より

講座趣旨

定員に達したため、お申し込みを終了いたしました。キャンセル待ちをご希望される方は、事務局へお問い合わせください。

◆みなさんで声に出して作品を味わいます…。

　これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか？ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
　講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。

　６月19日は、太宰治の誕生日であり、太宰の死体が玉川上水から上がった日でもあります。亡くなった翌年の昭和24年６月19日には太宰の眠る禅林寺にて第１回目の「桜桃忌」が開かれました。「桜桃忌」は、死の直前に書かれた作品「桜桃」に因んでつけられたものですが、没後60年以上がたった現在でも、毎年この日には多くの参拝客が訪れます。今回は、その作品「桜桃」を取り上げます。太宰と思しき主人公の心のうちを読み取り音声化していきましょう。